■特別シンポジウム「東日本大震災後の危機管理―求められる人材とその役割」を開催しました
当学会では明治大学大学院政治経済学研究科「危機管理行政の研究・実務を担う人材の育成」ならびに明治大学危機管理研究センターと共催で、「東日本大震災後の危機管理を考える―求められる人材と大学の役割―」を、2月25日(土)・26日(日)に、明治大学駿河台校舎にて開催しました。
2月25日の国際シンポジウム「大災害と大学の役割」では、ルイーズ・コンフォート氏(ピッツバーグ大学国際関係・行政大学院)がIT技術の進化と未来の危機管理のあり方について、ラモン・モレス氏(バルセロナ自治大学防災・総合安全大学院)が危機管理教育について、オルランド・S.メルカド氏(フィリピン大学公共経営・ガバナンス学部)がバスジャック事件を事例に国の危機管理のあり方について報告いたしました。
2月26日の特別講演「大災害と行政組織の運営」では、諸戸修二氏(復興庁総括官付参事官)が、東日本大震災における政府の対応、被災者支援の体制、今後の課題等についてお話しいただきました。
また、公開シンポジウム「東日本大震災後の危機管理を考える―求められる人材と大学の役割―」では、佐藤悦郎氏(大船渡市総務部防災管理室長)、伊東秋広氏(気仙沼市総務部危機管理課主幹)、木村伸氏(石巻市総務部防災対策課長)、鴇田芳文氏(新地町企画振興課長)、澤畠博氏(浦安市総務部防災課危機管理監)から、東日本大地震時における各自治体の活動の報告や、災害時に求められる人材についての提案を提示していただきました。
今回のシンポジウムには、約50名の方にご参加いただきました。
■日 時: 2012年2月25日(土)13::30 ~17:30・2月26日(日)13:30~17:35
■場 所: 明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン2階
プログラム
■2012年2月25日(土)
13:30-17:00 国際シンポジウム(逐語通訳)「大災害と大学の役割」
*ルイーズ コンフォート(ピッツバーグ大学国際関係・行政大学院)
*ラモン モレス(バルセロナ自治大学防災・総合安全大学院)
*オルランド S.メルカド(フィリピン大学公共経営・ガバナンス学部)
司会:中邨 章(明治大学名誉教授)
17:30- レッセプション(飲食代のみ有料)
■2012年2月26日(日)
13:30-13:45 開会挨拶
15:00-17:30 シンポジウム「東日本大震災後の危機管理:求められる人材とその役割」
石巻市役所危機管理担当者
浦安市役所危機管理担当者
大船渡市役所危機管理担当者
気仙沼市役所危機管理担当者
新地町役場危機管理担当者
司会:中林一樹(明治大学大学院政治経済学研究科 特任教授)
17:30-17:35 閉会挨拶